【アドラー1on1コーチング】悩む部下に投げかけたい視点
今回も1on1やコーチングで問題解決へ導くためのちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
1on1やコーチングを実施していて「部下のこの問題は手ごわいな…」とか、「コーチとして、私にこの問題扱えるかな…」と思うとき、一旦冷静になってこんな視点を持ってみてください。
「その悩みに関して部下自身が自分でコントロールできる部分と、自分でコントロールできない部分に分けてみる。」
悩みを抱え、その解決策がわからず袋小路に迷い込んでいる人の場合、問題を必要以上に大きく考えている場合があります。
「大きく」というのは問題を細かく分類せず、「それって悩んだところであなた自身の力で解決できますか?」といった形のことです。
自らの力で解決可能な問題なのか、物理的に自分で解決するのは不可能な問題なのか。
私の経験上、意外と自分だけの力では解決不可能な問題で延々と悩んでいるケースが多いのです。
わかりやすい例で言えば、「コロナのせいで売り上げが下がり続けていて…」という場合、「コロナさえなんとか収まれば…」と悩んだところで、一人の力でコロナを抑え込むのは不可能でしょう。
だとしたら「コロナ禍で売り上げを維持するにはどうしたらいいだろう?」と、自分で対応できることにフォーカスしてもらう。
すごく単純なことのように感じますが、悩みを抱える当事者は意外と冷静に物事を見ることができていません。
対応不可能な問題についていくら解決策を考えても、他力本願な解決策しか出てこないでしょう。
コーチであるあなたは冷静に現実的な視点を持つこと相手に促してほしいと思います。
本人が扱える部分にフォーカスする。
これだけでも問題解決に向けて一歩進むはずです。
ぜひ実践してみてください。
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