【アドラー心理学1on1コーチング】モデリングの技術
今回は1on1でのコーチングについてです。
部下の相談にのって問題解決に行き詰った時、あなたはどんな対応をしますか？
今回はそのヒントとして「モデリング」というスキルをお伝えします。
人には多くの場合、憧れの人や目標にしている人など、「敬う人」が存在します。
皆さんの中にも世界的な偉人や、職場での上司や先輩など、一人はそういった存在の人がいるのではないでしょうか。
なにか問題に直面した時、そうした成功者たちの行動や考えをマネしてみると道が開けていくことが多々あります。
この、モデルとなる人たちになりきって行動することで成功の実現可能性を上げていく方法を「モデリング」と言い、よくNLPでも使われるスキルです。
大変有効なスキルだとは思いますが、活用においては欠点もあります。
職場でのコーチングでいきなり「じゃぁ、明日からあなたが尊敬するその人になりきって行動してみよう」と言っても、NLPやセラピーなどに馴染みのない部下にとっては気持ち悪く感じてしまうかもしれません。
だとしたら、実際のコーチングの場面では思考のレベルで実施していきましょう。
「もし～～がその場面に遭遇したらどうしたと思う？」
「～～だったら、どう考えると思う？」
少し応用して
「～～だったら、あなたになんてアドバイスする？」
といった形も良いでしょう。
こんな質問をして答えを考えてもらうと、今までは自分レベルの狭い視野で考えていたものが、今までにはない、より広い視野で問題を捉えるきっかけになります。
ちょっとした視野・視点の変化が新しい気づきを生み出します。
ぜひ実践してみてください。
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