• 渡邉幸生

アドラー心理学×MBAコーチング:違いを比較するスキル

最終更新: 3月8日



コーチングを行う際は、当然相手に何かしらの気づきを与えたいものです。

コーチングに挑戦しているビジネスリーダー皆さんは部下から上手く気づきを引き出せているでしょうか?


今日、お伝えするスキルは「違いの比較」です。


皆さんはこれまでお仕事をされてきて、とても調子の良かった時、何をやっても上手くいった時、とにかく仕事をしていて楽しかった時、そんな瞬間が一度はあったのではないでしょうか?


逆に、長い社会人生活のなかで何も上手くいかずにイライラした経験、何をやってもつまらないかった体験もあるかもしれません。


ポジティブだろうとネガティブだろうと、感情が揺れ動いた瞬間には実は本人にとって大きな気づきが眠っていることが多いのです。


仕事でなかなか調子の上がらない部下へのコーチングを想定しましょう。


いま不調であっても、過去に絶好調だった経験が部下にあったのであれば、その時についての話を聴いてみましょう。


具体的に、エピソードを掘り起こしながら話しを聴いてあげてください。

そのエピソードについて、あなたは共感しながら話を聴いてあげるのです。

部下自身が話をしながら、忘れてしまっていた当時の感覚を思いだせるくらい、細かく細かく掘り下げて聴いていきます。


本人が調子の良かった感覚をしっかりと思い出せるくらい話を聴いてあげたら、そこであなたが投げかける質問はこれです。


「調子の良かったその時と現在、あなたの中で違いがあるとすれば何ですか?」


本人のこれまでの体験の中に今と相反する感情や状況が存在するのなら、それを比較してみると新たな気づきが生まれやすくなります。


実際に私がコーチングした例を紹介します。


「最近は前向きに仕事ができています。以前みたいに仕事を振られて『やればいいんでしょ!』みたいに投げやりになることが無くなりました。」

という話がクライアントからありました。


そこで、前向きな「今」の状態について具体的な話をしてもらい、そして投げやりになってしまった「過去」の具体的な話しも詳しく聴いたうえで、


「では前向きに仕事ができている今と、投げやりになってしまったその時、ご自身の中で何が違ったのですか?」


といった質問を私から展開したところ、本人からいろいろなものが出てきて、前向きに仕事ができる要素が明確になりました。


いかがでしたでしょうか?


コーチングは相手があってのものなので、マニュアルが通用せず難しい印象を受けますが、要諦を把握すればそれほど難しくありません。


ぜひ参考にしてみてください。【終】

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